研究活動

過去の例会

日本社会科教育学会 2022(令和4)年度春季研究会

1.日 時 2023(令和5)年3月21日(火・祝) 13:30~16:30
2.会場・形式 林野会館(東京都文京区大塚3-28-7)での対面とオンライン(Zoom)とのハイブリッドによる開催(予定)。参加費無料。
3.テーマ 社会科教育において育成すべき技能(スキル)とは何か
-小・中・高一貫した社会科の技能-
4.趣 旨 社会科教育において、技能(スキル)を育成することは重要である。例えば、中教審答申では、社会科で育成すべき技能として、「調査活動や諸資料の活用など手段を考えて課題の解決に必要な社会的事象に関する情報を収集する技能,収集した情報を社会的な見方・考え方を働かせて読み取る技能,読み取った情報を課題解決に向けてまとめる技能」が述べられている。また、地理分野においては、中教審答申で述べられるような情報活用技能だけではなく、学習方法や態度・価値形成も含む広義の地理的技能を育成する重要性が指摘されてきた。さらに、近年では、2015年にOECD教育研究革新センターの報告書が、技能(スキル)を、認知的スキルと社会情動的スキルに分けて整理して以来、認知的スキルのみならず社会情動的スキルを育成する重要性が認識されてきている。
そこで、今回の春季研究会では、社会科教育において育成すべき技能(スキル)を明らかにする。その上で、その技能(スキル)を小学校から高等学校まで一貫してどのように育成すべきかを検討したい。
これを検討するために、まずは社会科教育研究者から地理、歴史、公民で育成すべき技能(スキル)と、技能を育成する方策をご提案いただく。その上で、学校現場の立場からその提案を建設的にご批判いただくこととする。研究者と学校現場の議論を踏まえて、ご参観の皆様と議論を深めたい。
5.登壇者 地 理:井田 仁康(筑波大学)
 日本の地理的技能と国際的な地理的スキル
歴 史:田尻 信壹(目白大学)
 相生か、それとも相克か
  ―学習指導要領における「歴史的思考力」と「歴史的な見方・考え方」を考える―
公 民:橋本 康弘(福井大学)
 公民分野における「技能」育成の現状と課題
  ―教師へのインタビュー結果を踏まえて―
  コメンテーター 小学校・地理:中谷 佳子(千葉大学教育学部附属小学校)
中学校・公民:升野 伸子(筑波大学附属中学校)
高 校・歴史:大木 匡尚(東京都立府中高等学校)
6.参加申し込み方法 QRコード①参加を希望されるかたは、事前に参加申し込みをお願いします
 (3月14日(火)まで)。
 申込フォーム
②申込者には前日までに発表資料とズーム招待をメールで送ります。
 なお、当日に会場での発表資料の配布はいたしません。
③感染状況によっては全面オンライン開催に変更することがあります。
7.問い合わせ先 研究会全般について:茨木智志(研究推進副委員長)ibaraki@juen.ac.jp
参加申し込みについて:須賀忠芳(研究推進委員:申し込み担当)t_suga@toyo.jp
8.企画担当
  (研究推進委員会)
茨木智志(副委員長)・小貫篤・國原幸一朗・須賀忠芳

※案内ポスターは こちら  です。

※春季研究会「報告書」は こちら  です。

日本社会科教育学会 平成30年度春季研究会

日   時: 2019(平成31)年3月23日(土)13:30-16:30(受付開始13:00)
会   場: 筑波大学東京キャンパス119講義室(東京都文京区大塚3-29-1)
参 加 費: 500円(資料代として)(どなたでも参加いただけます)
主   題: 国際バカロレアを視野に入れた社会科の実践と評価
趣   旨: 新しい学習指導要領が告示され、教科学習の在り方も大きく変わろうとしている。殊に社会科や地理歴史科・公民科においては、知識・技能とともに、考察する力や構想する力、さらには構想したことを説明する力、考察したこと、構想したことを基に議論する力などを育成する授業が一層要求されてきている。しかし、そこには日常の教育活動の中で、それらの力をいかに評価していくべきかという問題が立ちはだかっている。今回、春季研究会では、こうした力に関する学習評価の充実を考えるに当たって、国際的な学力観を背景に国内外で認定校が拡大しつつある国際バカロレアに注目し、この問題を考える端緒としてみたい。
内   容: 基調報告
佐々木南実(筑波大学教育研究科大学院生、元IB機構日本語翻訳総括)
国際バカロレアの実施の概況的報告-社会科に焦点をあてて-
藤澤誉文(高知県立高知西高等学校(高知国際中学校))
生徒の「理解」に基づく社会科授業実践-MYP教科「個人と社会」
山本勝治(東京学芸大学附属国際中等教育学校)+現役高校生2名
国際バカロレアの「DP科目」における「主体的・対話的で深い学び」の実践
パネルディスカッション

※ 春季研究会「報告書」は こちら

日本社会科教育学会 平成28年度春季研究会

会 長         森茂 岳雄(中央大学)
研究推進委員会委員長  竹内 裕一(千葉大学)
春季研究会企画運営担当  戸田 善治(千葉大学)

『高等学校新科目「公共」(仮称)と「18歳選挙権」 -参議院議員選挙を振り返って-』

平成28年6月に,中央教育審議会専門部会より高校の次期学習指導要領の科目構成等が公表され,公民科では「公共(仮称)」の新設と学習内容等が示された。その改訂のポイントの一つが,選挙権年齢の18歳への引き下げを踏まえた主権者教育の充実である。

平成27年6月17日に公職選挙法が改正され,公職の選挙の選挙権を有する者の年齢が満18歳以上に引き下げられた。総務省及び文部科学省は,平成28年7月に予定されていた参議院議員選挙に間に合わせるべく,『私たちが拓く日本の未来【活用のための指導資料】』(平成27年)を作成した。また,各都道府県教育委員会,高等学校,各種研究団体および高校生・大学生も様々な取組みを行ってきた。日本社会科教育学会でも,全国研究大会の課題研究等で,新科目「公共(仮称)」のあり方と「18歳選挙権」を踏まえた主権者教育に関するテーマを設定してきた。

そこで,参議院議員通常選挙を終えた今,主権者教育に関わるこれまでの各種取り組みを踏まえ,新科目「公共」(仮称)と主権者教育のあり方について検討する。

 

期 日  2017年(平成29年) 3月 12日 日曜日 13:00~17:00
場 所  同志社女子大学今出川キャンパス(京都市上京区今出川通寺町西入)
純正館302号教室
参加費  500円(資料代,学生は無料)

第Ⅰ部 座談会 13:15~14:15
「18歳選挙権」について若者と語る-参議院議員選挙を振り返って-
ゲスト 関西地区の18~19歳大学生

第Ⅱ部 シンポジウム 14:30~17:00
高等学校新科目「公共」(仮称)と「18歳選挙権」
シンポジスト
・藤原孝章 (同志社女子大学)
・長瀬拓也 (同志社小学校)
・杉浦真理 (立命館宇治中高校)
・宮崎三喜男(都立国際高等学校)
・林 大介 (東洋大学)

※ 研究会発表資料は こちら (5.8MB)

日本社会科教育学会 平成27年度春季研究会

研究推進委員会   委員長 川﨑 誠司(東京学芸大学)
研究会企画運営担当 座 長 梅澤 真一(筑波大学附属小学校)

『シティズンシップ教育に地理・歴史教育はどのように関わることができるのか』

近年、世界の様々な地域でシティズンシップ教育(市民性教育、市民教育とも訳される)の動きが活発化し、その動向が注目されている。

シティズンシップとは「多様な価値観や文化で構成される社会において、個人が自己を守り、自己実現を図るとともに、よりよい社会の実現に寄与するという目的のために、社会の意思決定や運営の過程において、個人としての権利と義務を行使し、多様な関係者と積極的に(アクティブに)関わろうとする資質」と言われている。その資質を身に着ける教育がシティズンシップ教育である。

世界に先駆けて、イギリスでは、責任ある社会的道徳的行動、地域社会への主体的参加、民主社会の構成員としての知識・技能の習得・活用を目的として2002年9月からシティズンシップ教育が、中等教育段階で必修科目として導入された。

日本においては、「シティズンシップ教育」は、小学校では社会科を中心に、道徳、特別活動、総合的な学習の時間でカリキュラムとして考えることができる。中学校では、社会科公民的分野が高等学校では公民科がその役割を中心的に担っていると考えることができる。

本研究会では、アメリカ合衆国で成立した社会科の理念である"Good Citizenship"の育成と新しいCitizenship Education(シティズンシップ教育)の考え方を踏まえて、市民育成という観点から、公民的分野からのアプローチとは異なった分野からのアプローチ、つまり、地理・歴史教育からのアプローチの可能性を検討したい。

小学校や中学校の社会科における地理や歴史に関わる内容の学習においてどの程度シティズンシップ育成に関わることができるのか、その役割を検討したい。さらに、高等学校では、日本学術会議で検討された「地理基礎」「歴史基礎」の内容構成を射程に入れてCitizenship教育としての地理・歴史教育のあり方を検討していくこととする。

今回は、小学校・中学校・高等学校の教育現場の教員に実践をもとにこの問題について提言いただき、コメンテーターからの提起をもとに参加される皆さんと協議を深めたいと考えている。

 

期日  2015(平成27)年5月24日 日曜日 午後1時30分~午後4時30分
場所  筑波大学附属小学校 講堂 (東京都文京区 丸ノ内線 茗荷谷駅より徒歩8分)

報告者
・北川智之氏  埼玉大学教育学部附属小学校
・木村真冬氏  お茶の水女子大学附属中学校
・吉田英文氏  東京都立府中東高等学校

コメンテーター
・竹内裕一氏  千葉大学

参加費は無料です。多くの皆様のお越しをお待ち申し上げます。

平成25年 春季研究集会

テーマ : エネルギーと社会 ~社会科教育実践を考える~
趣 旨 : これまでの社会科教育ではエネルギー問題と社会をどう取り上げていくのか、十分検討がなされてきたでしょうか。2011年3月11日の東日本大震災と福島原発の事故以降、私たちはエネルギーと社会の問題に真剣に向き合わねばならぬ状況に直面しています。そこで「エネルギーと社会」を主題に研究集会を企画しました。多くの方のご参加をお待ちしています。
期 日 : 2013年 5月18日(土) 13:30~16:30
場 所 : 早稲田大学(早稲田キャンパス) 14号館102教室
報告者 : 寺本 潔氏(玉川大学教授)
華井裕隆氏(埼玉県立浦和第一女子高等学校教諭)
津田由紀子氏(東京都中央区立泰明小学校教諭)
コメンテーター: 永田成文氏(三重大学教授)

※本研究集会は参加費無料です。公開の集会ですので、本学会会員以外の方もお誘いください。

研究会要綱は こちら

平成23年 春季研究会

テーマ : 社会科授業づくりにおける教師の専門性の育成と力量形成
-ライフヒストリーをみすえて-
主 催 : 日本社会科教育学会研究推進委員会
日 時 : 平成23年 5月 14日(土) 14:00~17:00(受付 13:30~)
場 所 : 桜美林大学 四谷キャンパス 地下1階地下ホール講堂(Y001)
(JR 四ツ谷駅四ツ谷口、東京メトロ丸ノ内線・南北線四ッ谷駅2番出口より徒歩3 分)

※ 資料代 500 円

研究会要綱は こちら

研究報告書は こちら(2.6MB)

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